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栃木県は高校生の自転車事故が多い!?

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宇都宮じてんしゃの杜】福田 竜太 24年04月28日

交通事故のイラスト「飛び出し」

ご覧いただきありがとうございます。
今回はちょっと深刻な話になりますが、大事な話だと思いますのでお話していきます。

栃木県は高校生の自転車事故が多い!?

こんな記事をみかけました。

栃木県/とちぎ県民だより4月号〔自転車の交通ルール〕 (tochigi.lg.jp)

この記事には令和4年のデータで栃木県の高校生が加害者になる自転車事故が全国でワースト2位とのことです。
宇都宮店でも3月~4月にかけてたくさんの新高校1年生に自転車をご購入いただいておりますので、心配で仕方ありません。

車社会の栃木で、まだ車の免許を取得できない年齢で「車からどう見えるか」というのを考えるのは難しい話だと思います。
だからと言ってそのままにしておけば未来ある尊い命が失われる可能性もあり、加害率が高いということは将来に響くことにもなります。

そうならないためには、そうなりにくくするためにはどうすればいいか。解説していこうと思います。

ヘルメットを正しく着用する

自転車用ヘルメットのイラスト

まず、自己防衛です。
自分がいくら気を付けていても、事故に遭うこともあります。そんなときにヘルメットを着用をしているのとしてないのでは、致死率が大幅に変わります。また、頭部を強く打つと後遺症が残ることもございます。不幸中の幸いで命は助かっても後遺症で動けないなんてことになってしまっては元も子もありませんので、しっかりとヘルメットをかぶりましょう。

交通ルールを守る

当たり前のようですが、交通ルールを守ることで事故率は大きく減少すると思います。授業で習うわけでもないので、自発的に調べるなどをする必要があります。全てをここに書くのは大変なので、ほんの一部になりますがご紹介します。

車道の左側を走る

歩道を走る自転車のイラスト

所謂キープレフトです。そして歩道は基本走りません。自転車通行可の標識があるところでは、車道に危険がある場合に歩道を使って回避してもOKです。
また、右側を走るのは逆走となり、違反です。私も幾度となく逆走の自転車とすれ違いましたが、中にはヘルメットを着用して逆走している方がいたりもします。ヘルメットの努力義務でかぶっているので、知っているルールなら守ってくれる方だと思いますが、惜しいですね。出会いがしらの正面衝突事故につながるので、絶対に左側を走るようにしましょう。

傘さし運転をしない

傘をさしながら自転車を運転する人のイラスト

通学で使っているとどうしても雨の中でも学校に行かなくてはならず、どうしても雨具が必要になりますね。
傘をさした状態で自転車に乗るのは違反になります。そもそも片手運転になりますし、雨でただでさえ視界が悪いのに傘までさしてしまうとより危険です。

自転車に乗るときにはレインコートを着用しましょう。

並走しない

自転車で並走する人達(男性)のイラスト

お友達と横に並んでおしゃべりしながら走りたい。そんな気持ちもあると思いますが、横に広がって走るのは周りの迷惑になり、違反です。私は以前歩道を歩いている時、自転車通行可の標識がない歩道を傘をさしたまま3人で並走してきて逃げ場を封じられた状態で突っ込まれたことがあります。ここまで違反全部乗せマシマシで来ることも稀ですが、そのレベルで来られた方は逃げ場がなくなるので、自分たちの世界に浸りすぎず、周囲への気配りも忘れないようにしましょう。

二人乗り

自転車の二人乗りのイラスト

友達と、恋人と自転車の二人乗り。青春ですよねぇ。でも違反です(バッサリ)
このイラストの足を乗せているところは乗るようにできていないので、壊れます。荷台も人が乗れる耐荷重設定ではありませんので、非常に危険です。操作性も悪くなり、荷重が多くかかっていればブレーキの制動距離も伸びます。一人で乗っている時の感覚でブレーキをすると、オーバーランして危険です。自転車は1人1台、これを遵守しましょう。

ながらスマホをしない

自転車スマホのイラスト(男性)

スマホを操作しながら自転車に乗るのは大変危険です。街に出ると、必ずと言っていいほどスマホを見てる、見てないにしても片手に持っている状態で自転車に乗っている方を見かけます。スマホを持ったままブレーキ操作はできません。咄嗟の時にブレーキができない状態で走るのは非常に危険です。
そのスマホ操作は命より大事ですか?もし命より大事なのであれば、安全なところに停車してからポケットから取り出して操作するようにしましょう。

信号無視をしない

信号無視をする自転車のイラスト

当たり前のことをわざわざ言うな!と思うかもしれませんが、それができてない方が多いのが現状です…たまにこっちが信号無視してしまったのかと錯覚するくらい堂々と赤信号を渡っている方もいるくらいです。「赤信号 みんなで渡れば 怖くない」ととんでもない川柳がありますが、集団心理が働いてしまうのでしょうか。非常に危険なので心当たりがある方は今すぐやめましょう。

一時停止をきっちりする

止まれの標識

街に出れば必ずみかける「止まれ」の文字。これは車だけに向けたものではなく、自転車にも当てはまります。
実際に一時停止を守って走ってみるとわかりますが、安全を確認して落ち着いて走れるので、事故率は大幅に下がると思います。

ここで初めて一時停止の話を聞いた人は、是非実践してみてください。安心感が違うと思います。

最後に

いかがでしたか?
身に覚えのあることもあった、いつもこれやっちゃってるな、ということはありましたか?状況は多々あれど、事故が起きたときにどっちがケガをするかと言えばより生身の方です。自転車は生身でスピードを出すので、より危険が伴い、より自己防衛が必要です。

特にこれから楽しいことがたくさん待っている高校生活を事故で台無しにしてしまうことになるかもしれません。是非、そういったことになる前に、交通ルールを今一度見直してみてください!

 

 

栃木の事故率についてと、事故を防ぐアイテムのご紹介をしております。是非読んでみてください!

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